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始まりは突然に:フォトグラメトリに挑戦①

「知行合一(ちこうごういつ)」


陽明学の命題として知られ、行動の指針として用いられることも多いこの言葉。

その意味は…

「行動を伴わない知識は未完成である」

つまり、本当の知識は実践を伴わなければならないという意味だそうです。


はじめまして。

I&U BIM STUDIOの片山です。

 唐突に名言から入りましたが、この言葉、今の「BIM」の状況を言い得ています。雑誌や、ニュースから「BIM」という言葉をよく耳にするようになりました。PCの性能が上がり、それに伴うデータの扱いが2Dから3Dへの変革がどの業界にも表れ、建築業界も数年前からその流れがやってきています。その中で、「知識」として「BIM」という言葉を知っている人は増えましたが、「行動」という部分での「BIM」を知っている人はどのくらいいるでしょう?

I&U BIM STUDIOという会社は「BIM」を「知行合一」することを目指す会社です。「BIM」という「知識」を業界のリアルに即した形で「完成」させることを目指しています。

 前置きが長くなりましたが、この場所ではI&U BIM STUDIOの「行動」の裏側をちょこっとご紹介できればと思います。

と言うことで、記念すべき第1回目は…

フォトグラメトリ(Photogrammetry)」

耳慣れない方は、ウィキペディアのリンクを貼っていますのでご覧ください。

とはいえ、「フォトグラメトリ」と「BIM」に何のつながりがあるの?と思われている方、「デジタルアーカイブ」「建築」などを追加して検索すれば、幾つかの記事がヒットしてきます。そこに書かれていることは、写真を使って3Dモデル化する…お分かりですね。3Dモデル化できれば、BIMツールを使って作成したモデルと親和性が非常に高くなります。例えば、新しく建てる建物の周辺をフォトグラメトリで作成したり、既存の内装をフォトグラメトリで作って、新しく作るところはBIMモデルを使って合成する等々…夢が膨らみます。これは「行動」しなければなりません!…ということでやりました!

…次回につづく

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