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ちょこっと雑記です。

   こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。  「BIMのススメ」という形で、2Dと3Dの比較をしていたのですが、ちょっとここで小休止です。と言いますか、有難いことに大変忙しく、検証シリーズはなかなか手が回らない…という事で、つらつらと雑記を書いていくのも良いかなと思いつつ、キーボードをタイプしている次第であります。  実は、以前検証した フォトグラメトリ の記事の中でも書いたことがありますが、iPhoneやiPadでもできるフォトグラメトリ…LiDARについても色々試していまして、実際、フォトグラメトリとの違いや、iPadでのBIMモデルの使い方なども試したりもしているので、そういった記事もおいおい出せればいいなと思っています。  最近の状況で言えば、国土交通省の 「PLATEAU」 が話題になり、BIM/CIMの活用がこれまで以上に求められているのを感じたりもしています。3Dモデルが身近になってきた感じがしますので、今後、どういった進化をしていくのかは楽しみなところではあります。と、規模の大きな話題を振りつつ、実をいうと、忙しい理由の一つとして、研修の資料や段取りをしていく事もあったりと小さな部分の話が以外に厳しい。資料や段取りを組むという事は、必要な情報を「抽出し」「整理し」「系統建てる」という事をしないといけませんので、想像以上に骨が折れます。まして、BIMに関わる様々な業務は、実務的には真っ白なものがほとんどですので、それを「実務」と「人の適正」に対して行う事は…大変です。そういうものは必然として、会社の財産になりますので、手を抜くことは出来ません。 と、BIM情報の積み上げなどはこうして行われています…という、裏側の話でした。 次は検証できるかなぁ。 では、また次回。

BIMモデルと2D図面の作成作業をを比較してみた③BIMノススメ その7

  こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。  簡易なボリュームを基本計画レベルの平面、断面図を作成すると想定して、実際に「作図」してみました。  レイヤー、線種、ペン設定等の細かな設定は作業時にはしていません。 AUOCADでは… 約11分かかりました。 ARCHICADでは… 約12分かかりました。 特に何もせずに、3Dもできあがっています。 基本計画レベルの図面では、作業時間はほとんど同じという事になりそうです。 もう少し細かく操作の詳細を言うならば、 前回 の操作「数」の比較の中での、ARCHICADの操作の⑦3D表現のパラメータ、⑧要素情報のパラメータは入力していません。 その上で、立面図や、上図のように3Dもできあがっていることを考えると、プランを作成、検討する作業で言うならば、基本計画からBIMを導入する事の大きなメリットがここに見えてきます。  次回は、曲面を使った計画のデザインなどの検証について比較したいと思います。 …次回に続く

BIMモデルと2D図面の作成作業をを比較してみた②:BIMノススメ その6

 こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。  要素を作成するための操作について、「壁」の作成で比較してみたいと思います。  AUTOCADで作成すると…  このような図面を作成した場合、構成する要素として、以下の内容になります。(記載の文字は除きます) ①線 ②レイヤー ③線種 ④色 ⑤ペン幅  同様の内容を断面・立面図にも設定しますので、同じことをあと2回繰り返します。  ARCHICADで作成すると… ①線(壁芯) ②壁オブジェクト 作成した要素の設定として… ③高さのパラメータ(上下の基準と距離:4か所入力) ④材料のパラメータ(壁表現と材料:2か所入力) ⑤形状・厚みのパラメータ(壁厚:1か所入力) ⑥2D表現のパラメータ(表示フロアと断面の色:2か所入力) ⑦3D表現のパラメータ(表現を変更する面と材料:2か所入力) ⑧要素情報のパラメータ(壁の情報をどこまで入力するかによる) ⑧を2か所入力と想定すると、計15回入力します。  単純な入力回数で言えば、AUTOCADは立・断面図を作成するために5回×3=15回かかるので、回数は同じとも言えなくはありませんが、入力する内容を見ると違いがよくわかります。  ARCHICADで入力する場合、平面位置で「壁」を作成する段階で、全ての「壁」において高さ関係について想定をしておかないと、モデルとして3Dで作成することができません。  そういった、事前に想定・検討しておくべきことが、よく言われる「フロントローディング」という発想に繋がっていきます。  次回は、実際に作業した時にどのくらいの時間が掛かるかを比較してみたいと思います。 …次回に続く

BIMモデルと2D図面の作成作業をを比較してみた①:BIMノススメ その5

こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。  仕事のご依頼を頂いた際に、「図面の切り出しの出来るBIMモデル」の作成スケジュールを提示すると、驚かれることが良くあります。 お話を伺ってみると、モデルさえ作れば簡単な操作で、平面図や断面図、立面図ができあがると思われている方が意外に多いです。 とはいえ、作業工程を説明すると「なるほど」と納得されるのですが、よくよく考えてみると、自分自身で検証したことがなく、実際のところ、どれくらいの差があるかは感覚でしか分かっていません。  という事で、BIMモデルと2D図面の作業に関するところを、これから比較検証してみます! アプリケーションは、2Dでは「AUTOCAD」、BIMでは「ARCHICAD」を使って検証してみます。 平、立、断面図を、2D図面として完成させるまでのプロセスの中での操作を中心に比較してみます。 まずは、操作内容について比較してみます。 図面化するために、必要な操作の種類がどのくらいあるか書き出してみました。 AUTOCADでは… 1.線を引く 2.ハッチングを入れる 3.テキストを入力する 4.寸法を入力する 5.線をオフセットする 6.ブロック化する・配置する 7.外部参照 8.ブロック参照 9.線種の設定 10.色の設定 11.コピー 12.貼り付け 13.移動 14.消す 15.線をトリムする 16.線を延長する 17.レイヤーの設定 ポリライン、スプラインは「線」に含めます。 細かな操作は挙げだすとキリがありませんので、代表的なものだとこれくらいだと思います。 ARCHICADでは… 1.壁を設置する 2.柱を設置する 3.梁を設置する 4.スラブを設置する 5.屋根を設置する 6.階段を設置する 7.ゾーンを設置する 8.フロアを設定する 9.通芯を設置する 10.建具を設置する 11.敷地を設置する 12.オブジェクトを設置する(方位、家具など) 13.線を引く 14.りつぶしを入れる 15.テキストを入力する 16.寸法を入力する 17.線をオフセットする 18.ラベルを設置する 19.ホットリンクの設定 20.線種の設定 21.ペンとカラーの設定 22.コピー 23.貼り付け 24.移動 25.消す 26.一括ストレッチ 27.レイヤーの設定 28.断面図マーカーを設置す...

何も語らない君の瞳に愛をさがしても:BIMノススメ その3

 こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。 BIMへの真実の愛に気付いた方なら、おわかりですね。 愛のない、空虚なモデル…それがBMの正体です。 そこから情報を取り出そうとしても、何も語ってはくれません。 想いの通じないモデル…仮面BMモデルとでも言いましょうか。 そんな悲しいBMを産み出さないために、そして、これから本当のBIMと共に生きていくために…私たちは常にモデルへの真実の愛を注いでいかなければなりません。 改めて考えてみましょう。 愛を持たないBMモデル…産み出される原因は、次のように言えるでしょう。 ①過去を引きずっている。 →2D図面の表現にこだわっている。 ②その場限り、もしくはキープ。 →使えれば使うし、できなければ2D図面で対応する。 ③そもそも愛がない。 →情報が入力されていない。 哀しき仮面BMモデル…アナログとデジタルの狭間の今だからこそ存在する、人の心の弱さが生み出した犠牲者。 しかしながら、そういうことであれば、本物のBIMモデルを生み出すには、この逆をすればよいことがわかります。 何も語らない 君の瞳もいつか想い出となる 言葉にならない 悲しみのトンネルを さぁくぐり抜けよう …次回に続く

愛にできることはまだあるかい:BIMノススメ その2

 こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。   大量発生中のBM。 3Dのビジュアルや、2Dで加筆された図面がキチンとできているのでなかなか気付きません。 しかしながら、この生態からBIMの本質を考えることができます。 まずは、基本を押さえましょう。 そもそもの言葉の定義として… B:Building I:information M:modeling そう、BMには、I…愛がありません。 ですから、BIMへと成長させるには、モデルへの愛…モデルの中に入力されたinformation、情報が必要になってきます。 そこで、BIMの「I」について考えていきます。 モデルの「情報」とは… BIM/CIM(Building/ Construction Information Modeling, Management)とは、コンピュータ 上に作成した3次元の形状情報(3次元モデル)に加え、構造物及び構造物を構成する部材等の名 称、形状、寸法、物性及び物性値(強度等)、数量、そのほか付与が可能な情報(属性情報)とそれ らを補足する資料(参照資料)を併せ持つ構造物に関連する情報モデル(BIM/CIM モデル)を構築すること(Building/ Construction Information Modeling)、及び、構築した BIM/CIM モデルに 内包される情報を管理・活用すること(Building/ Construction Information Management)をいう。 (BIM/CIM活用ガイドライン(案)より) 定義からではよくわかりませんので、視点を変えて、アプリケーションの機能側から見ていきます。 アプリケーションで使われているパラメーター、プロパティ、分類…などと言われるものが、どうやら、それにあてはまるようです。 種類も数も使うソフトによって様々ですが、当然ながら、共通点があります。 それは、そこには「リアルな情報」が入力されるということです。 2DCADで線などに含まれる情報…レイヤー、色設定やペン設定等は作図のための情報ですが、それは部材に対しての「リアルな情報」ではありません。 もう、お分かりですよね。 それがBIMの真実の「愛」なのです。 愛にできることはまだあるよ 僕にできることはまだあるよ …次回に続...

闇に隠れて生きる~♪:BIMノススメ その1

こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。  実務でBIMに携わっていると、「BIMってめんどくさい」と言われることがよくあります。 理由を聞いてみると… ①モデルを作って図面を切り出しても、交わるところがキレイに出てこない。 ②文字を入力する時に、2DCADみたいに効率よく入力できない。 ③そもそも平面図を作ったら、平面詳細図もできてるはずなのにできていない。 ④オブジェクトのディテールを修正したくてもできない。(建具枠とか) ⑤内部仕上表などの文字系の図面を思うようにレイアウトできない。 ⑥データが重くなって、開けなくなる。 ⑦結局、モデル上で加筆したり、別に図面を描かないといけない。 …とのことです。 ? ちょっと待って! それはBIMやなくてBM…ブムやん! なんかどこぞの、妖怪人間みたいです。 大抵の方のBIMのイメージは…一般図から、詳細図まで、これまで2Dで作図した図面が、モデルを切断したら出来上がって、しかもパースもできるし、ムービーもできる…なんて素敵なんでしょう! …と夢いっぱい、胸いっぱいですが、実際、業務としてやろうとすると、モデルをつくって、切断しても、普通の図面にすらならない…結局はヴィジュアル用のモデルの「タタキ」としてしか使用されず、別に2Dの図面を作成して、手間と経費だけがかさんで、何も産み出していなないという結果が「めんどくさい」ということにつながるようです。 そういう物件をいくつも見かけます。 …なのでもう一度、今度はこそっと言いますけど…それBIMとちゃいますよ。 早くBIMモデルになりた~い♪ …次回に続く

踊るフォトグラメトリ:フォトグラメトリに挑戦④

こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。  前回、ようやくモデルができました。 最終的にどうすれば使えるかまでを検証しなければ、「BIM」として使えるかは分かりません。 今回はARCHICADに取り込んで試してみました。 …うるさいです。 はい、適当ですが何か? とりあえず箱に入れました。 実際、モデルのスケールを少しだけ変えましたが、それ以外は何もしていません。 最終的にこうなりました…どん! 思った以上に…とまではいきませんが、モデルとして取り込めると使い道は色々ありそうです。 今回でフォトグラメトリの検証は終了です。 使えるモデルとするには、相当にカメラのテクニックが必要だということが分かりました。この裏で、改修の現場調査の時に試してみたのですが、全くと言っていいほど使えるモデルにはなりませんでした。 実際の建物をモデル化するには、照明やカメラを固定するための機材、何より撮影のためのテクニックそのものの積み重ねが必要なようです。 とはいえ、ここからが「はじまり」です。これからも、やり続けることで、使える技術としていきたいと思います。 では、また次回。

「はじまり」を始めるために:フォトグラメトリに挑戦③

  こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。  異次元への扉を開けてしまった前回、何とか現実の世界に戻ってこなくてはなりません。対策を考えます。  モデル化できている部分を改めて見直した時、ひとつ思いつくことがありました。実は、出来上がったモデルの面は異なっているのですが、部屋としては同じ方向からの写真が使われています。つまり、アプリケーションが使えると判断している写真は、同じ方向から光が当たっています。思い出すと、「フォトグラメトリ」のポイントとして「明るさ」がありました。 !! ということで、カメラで「明るさ」を調整するのではなく、場所そのものを「明るい」場所へ変えてみました。被写体全体が明るくなる場所へ。ついでに、枚数もたくさん撮ってみました。 はい、どん! …神々しさを感じます。気が満ちていくようです。 そして、完成です。  色々いびつなところもありますが、それでも写真をPCに処理させるだけで、「簡単」に3Dモデル化できたことに、思わず「すごい」と口走っていました…が、ここで終わりません。なぜなら、ここまでは、写真が撮れて、PCがあれば誰でもできること。そして、この挑戦の本質は写真をモデル化することに非ず…「BIM」として何ができるかを検証することです。ひとまず準備は整いました。  いよいよ、「はじまり」を始めます。 …次回につづく

六甲おろしにうなされる:フォトグラメトリに挑戦②

 こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。 やってみました「フォトグラメトリ」!なかなか大変です!  まずは下調べです。インターネットで調べると幾つかのサイトが出てきますので、その中から必要な情報をピックアップすると… 1.PC(できるだけ高性能) 2.カメラ(一眼レフが良い?) 3.フォトグラメトリ用のソフト これらが必要なようです。色々調べてみると、最近のiPhoneやiPadでフォトグラメトリ用の機能がすでに搭載されているものもあるようです。知りませんでした。手元にありませんでしたので、一旦保留です。まずは、お金をかけずにできることをします。 ということで、順番にそろえてみました。 1.PC ← 曲がりなりにも「BIM」をうたう会社ですので、それなりのPCがあります…のはずです。 2.カメラ ← 10年前のデジタル一眼があったので、これを使いました。 3.フォトグラメトリ用のソフト ← 「3DF Zephyr Free」を試してみます。  ここで重要な点が一つ。3DF Zephyr Freeは「Free」とあるだけあって、無料で使えますが、写真が50枚までしか使用できません。調べてみると、ある程度のサイズのものをモデル化しようとすると何百枚も撮らないといけないようですので、まずは小さなものから試してみます。 ということでこれ! かわいいですね。素敵ですね。よく見ると…ほら「六甲おろし」が聞こえてきませんか?そんなあなたは、今、「なんでやねん」と口走ったはずです。 なぜって、 I&Uの住所 をよく見てください。そして、下にあるMAP内をちょこと右に移動すると、見えてきます…甲子園。まさにうってつけです。(すいません。個人の趣味です…) ということで、準備は整いました。早速、挑戦してみます!  被写体の撮影です。撮影のポイントは、できるだけ明るく、手振れが無いような写真を撮ること…だそうなので、それを心がけて撮影してみます。 初めてやりますので、まずはこんな感じで。あまり考えずにぐるっと撮影してみました。手順通りに、写真を取り込んでみます。 えっ… そのあと何度か試してみました。露出で明るくしたり、撮影枚数を増やしたり色々試しました。本当に厄介です。 ようやく「モデル化成功?」と出てきました。「?」ですが、何かはでてきそうなの...

始まりは突然に:フォトグラメトリに挑戦①

「知行合一(ちこうごういつ)」 陽明学の命題として知られ、行動の指針として用いられることも多いこの言葉。 その意味は… 「行動を伴わない知識は未完成である」 つまり、 本当の知識は実践を伴わなければならないという意味だそうです。 はじめまして。 I&U BIM STUDIOの片山です。  唐突に名言から入りましたが、この言葉、今の「BIM」の状況を言い得ています。雑誌や、ニュースから「BIM」という言葉をよく耳にするようになりました。PCの性能が上がり、それに伴うデータの扱いが2Dから3Dへの変革がどの業界にも表れ、建築業界も数年前からその流れがやってきています。その中で、「知識」として「BIM」という言葉を知っている人は増えましたが、「行動」という部分での「BIM」を知っている人はどのくらいいるでしょう? I&U BIM STUDIOという会社は「BIM」を「知行合一」することを目指す会社です。「BIM」という「知識」を業界のリアルに即した形で「完成」させることを目指しています。  前置きが長くなりましたが、この場所ではI&U BIM STUDIOの「行動」の裏側をちょこっとご紹介できればと思います。 と言うことで、記念すべき第1回目は… 「 フォトグラメトリ (Photogrammetry)」 耳慣れない方は、ウィキペディアのリンクを貼っていますのでご覧ください。 とはいえ、「フォトグラメトリ」と「BIM」に何のつながりがあるの?と思われている方、「デジタルアーカイブ」「建築」などを追加して検索すれば、幾つかの記事がヒットしてきます。そこに書かれていることは、写真を使って3Dモデル化する…お分かりですね。3Dモデル化できれば、BIMツールを使って作成したモデルと親和性が非常に高くなります。例えば、新しく建てる建物の周辺をフォトグラメトリで作成したり、既存の内装をフォトグラメトリで作って、新しく作るところはBIMモデルを使って合成する等々…夢が膨らみます。これは「行動」しなければなりません!…ということでやりました! …次回につづく