スキップしてメイン コンテンツに移動

愛にできることはまだあるかい:BIMノススメ その2

 こんにちは。

I&U BIM STUDIOの片山です。

 

大量発生中のBM。

3Dのビジュアルや、2Dで加筆された図面がキチンとできているのでなかなか気付きません。


しかしながら、この生態からBIMの本質を考えることができます。

まずは、基本を押さえましょう。

そもそもの言葉の定義として…


B:Building

I:information

M:modeling


そう、BMには、I…愛がありません。

ですから、BIMへと成長させるには、モデルへの愛…モデルの中に入力されたinformation、情報が必要になってきます。

そこで、BIMの「I」について考えていきます。


モデルの「情報」とは…


BIM/CIM(Building/ Construction Information Modeling, Management)とは、コンピュータ 上に作成した3次元の形状情報(3次元モデル)に加え、構造物及び構造物を構成する部材等の名 称、形状、寸法、物性及び物性値(強度等)、数量、そのほか付与が可能な情報(属性情報)とそれ らを補足する資料(参照資料)を併せ持つ構造物に関連する情報モデル(BIM/CIM モデル)を構築すること(Building/ Construction Information Modeling)、及び、構築した BIM/CIM モデルに 内包される情報を管理・活用すること(Building/ Construction Information Management)をいう。


(BIM/CIM活用ガイドライン(案)より)


定義からではよくわかりませんので、視点を変えて、アプリケーションの機能側から見ていきます。

アプリケーションで使われているパラメーター、プロパティ、分類…などと言われるものが、どうやら、それにあてはまるようです。

種類も数も使うソフトによって様々ですが、当然ながら、共通点があります。

それは、そこには「リアルな情報」が入力されるということです。

2DCADで線などに含まれる情報…レイヤー、色設定やペン設定等は作図のための情報ですが、それは部材に対しての「リアルな情報」ではありません。

もう、お分かりですよね。

それがBIMの真実の「愛」なのです。


愛にできることはまだあるよ 僕にできることはまだあるよ


…次回に続く

コメント

このブログの人気の投稿

Revitのタイプ?インスタンス?【Revit】

クリスマスや年末年始、皆さんは今年どのように過ごしますか? 今年は新型コロナによって大きく変化した一年になったと思います。 新しいソフトを操作したり、初めてブログを書いてみたり挑戦の多い一年でした。 その中でもRevitはとても刺激になりました。 ARCHICADとの比較、Revit独自のシステム学ぶことは多かったです。 今回はその中でもRevitを学んでいくと必ず聞くことになる「タイプ」と「インスタンス」についてお話したいと思います。 ます「タイプ」「インスタンス」って何?という方もいらっしゃるかと。 ファミリと呼ばれる部品のパラメータを変更する時にどのように変更に変更するかを設定する言葉です。 「タイプ」は共通の要素を持つファミリのパラメーターを変更すると全てに変更が適用されます。 「インスタンス」は複数個ある同じファミリのうちの一つにしか変更が適用されない。 ARCHICADでは一つ一つの設定はなく、すべて「インスタンス」としてできています。 変更するときは検索を使って、変更を適用させるものを条件で絞り込みます。 Revitは事前に配置するものに対して「あなたはこういう分類です。このように動作してください。」と決めてあげることが多く、 初めこそは窮屈と感じることもありましたがそれによって作り手のモデルの精度あがるのでないかとも思いました。 来年ももっと多くのことを学び、このブログで紹介していきたいと思います。 では皆さん、よいお年を!!!

共有パラメータ、意外といけるかも?【Revit】

 おはようございます! 『 共有パラメータは難しい…【Revit】 』の続きです。 共有パラメータがどんなものか少しわかってきたところで作成方法から紹介していきます。 ▼共有パラメータ作成方法 ①[管理>共有パラメータ]をクリック ※以前に共有パラメータを参照してファイルパスが切れていると、以下のメッセージが出ます 共有パラメータ設定画面では 参照:既存の共有パラメータファイルを参照する(ファイルパスが左側に記載される) 作成:新規に共有パラメータを作成する ②[共有パラメータ>グループ>新規作成][共有パラメータ>パラメータ>新規作成]をクリックして新規作成 ※パラメータ作成時、所属させるグループの画面を開いた状態で新規作成を行う ③新規作成が完了したら、OKボタンをクリック これで完成です! OKボタンを押すだけで共有パラメータファイル(txt形式)に自動で保存されます でも作成をするだけでは共有パラメータは活かせません。 [管理>プロジェクトパラメータ>追加]をクリックしてパラメータプロパティを表示させましょう。 ここまでの細かい操作は前回の記事を参考にしてね! パラメータタイプ:共有パラメータを選択(追加したい共有パラメータを選択) パラメータデータ:パラメータグループを該当する項目に選択 カテゴリ:パラメータを反映させるカテゴリを選択 パラメータタイプを共有パラメータにすると パラメータデータの名前、専門分野、パラメータタイプは自動で入力されて変更はできませんよ~ ここまで来てやっと完了です! 実際に反映させたものを見てみると… カテゴリ:建具、パラメータグループ:その他 で「建具仕上」が反映されています。 今回作った共有パラメータは別プロジェクトでも同じように設定ができるので 独自のプロパティを作成したい時に最初から設定しなくても良くて便利ですね! 皆さんも是非活用してみましょう~

ノードの種類が多いです【Dynamo】

皆さん、こんにちは。 今日はDynamoについてお話していきます。 こちらの記事 でDynamoを軽~く紹介しました。 こちらを読んで、「へぇ~便利なんだ~」と思っていただけたら嬉しいです。 でも、便利になるとはいえ 実際に操作するとなるとどこから手をつけていいか… もちろんDynamoには基本的なルールが存在していて、 そのルールに沿って使用しないと動作はしません。 Dynamoはノードといわれるブロックをワイヤで繋いで作成していきます。 これだけ聞けば操作は簡単で単純のように聞こえますが、 Dynamoはそれゆえ奥が深いのです。 ワイヤはノードに含まれる情報を送信する電線と例えられます。 注意する点としては出力する時と入力する時のデータの形式が基本的に同じである必要があります。 数字なら数字、文字なら文字で揃えます。 ワイヤは言ってしまえば、「繋ぐだけ」。 注意さえしていれば、そこまで問題になるようなこともありませ 私はそれよりもノードが重要だと思っています。 Dynamoはさまざまなことができるようになっています。 さまざまなことができるということは、それに応じた機能もたくさん存在します。 いざDynamoを触ろうと思っても、どんなノードがあるかを知る必要があります。 何ができて何ができないのか、Dynamoを知る必要があるということです。 Dynamoを開きライブラリで検索して、学んでも良し。 学習方法はさまざまありますが、私はこの Dynamo辞書 を使用しています。 サイト自体は英語表記されていて、英語での検索が必要になりますが 必要な情報が一覧で確認できて説明文とサンプルファイルが用意されています。 最初の間は使用したいノードが見つかっても、どのようなノードとワイヤで繋げればいいのかも迷ってしまします。 そんな時にも活用してみてください! 皆さんも是非、Dynamoを使ってRevitを便利にしていきましょう。