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【Dynamo for Revit】レベルを作成してみた① / Level【練習】

Revitはレベルを入力する時、断面図または立面図を開いて書き込んでいきます。 1つ1つ手作業で入力して、名前も変更しながらだと少々面倒になります… ここで練習としてDynamoで一括で入力できるようにプログラミングしていきます。 今回作成したい建物階層はこんな感じです。 これはARCHICADの画面ですがこんな構成でやっていきたいですね。 レベルを作成する時に使用するノードですが、以下の4つあります。 Level.ByElevation → 高さを指定してRevitレベルを作成 Level.ByElevationAndName → プロジェクト内での高さろ名称を指定してRevitレベルを作成 Level.ByLevelAndOffset → 既存のレベルからオフセット距離を指定してRevitレベルを作成 Level.ByLevelOffsetAndName → 既存のレベルからオフセット距離を指定し、新しいレベルの名称を設定したRevitレベルを作成 名称を指定しないLevel.ByElevation、Level.ByLevelAndOffsetはRevit内で適当に名称がつけられます。("1F"というレベル名をRevit上でコピーしたら"1G"というレベルができるみたいに…) ここでは名称は指定してレベルを作成していきます。 基準となるGLをLevel.ByElevationAndNameで作成します。 このレベルを利用してLevel.ByLevelOffsetAndNameで1Fを作成します。 GLと1Fの間には300の高さがあるので、オフセット300にします。 この要領ですべて作成していきます。 ですが、作成はできるものの 階数が増えればノードを増やす必要があったり、 Code Blockを直接書き換える必要があるのは非常に使いにくいですね… オフセットも作成する階高の1つ下の階高を入力したりと間違えやすいような。 必要な情報は ・レベルの名称 ・高度(もしくは基準となる高度1つと階高) ここからどうやって改良していきましょうか… 次回はExcelを使ってみようかな。
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ノードの種類が多いです【Dynamo】

皆さん、こんにちは。 今日はDynamoについてお話していきます。 こちらの記事 でDynamoを軽~く紹介しました。 こちらを読んで、「へぇ~便利なんだ~」と思っていただけたら嬉しいです。 でも、便利になるとはいえ 実際に操作するとなるとどこから手をつけていいか… もちろんDynamoには基本的なルールが存在していて、 そのルールに沿って使用しないと動作はしません。 Dynamoはノードといわれるブロックをワイヤで繋いで作成していきます。 これだけ聞けば操作は簡単で単純のように聞こえますが、 Dynamoはそれゆえ奥が深いのです。 ワイヤはノードに含まれる情報を送信する電線と例えられます。 注意する点としては出力する時と入力する時のデータの形式が基本的に同じである必要があります。 数字なら数字、文字なら文字で揃えます。 ワイヤは言ってしまえば、「繋ぐだけ」。 注意さえしていれば、そこまで問題になるようなこともありませ 私はそれよりもノードが重要だと思っています。 Dynamoはさまざまなことができるようになっています。 さまざまなことができるということは、それに応じた機能もたくさん存在します。 いざDynamoを触ろうと思っても、どんなノードがあるかを知る必要があります。 何ができて何ができないのか、Dynamoを知る必要があるということです。 Dynamoを開きライブラリで検索して、学んでも良し。 学習方法はさまざまありますが、私はこの Dynamo辞書 を使用しています。 サイト自体は英語表記されていて、英語での検索が必要になりますが 必要な情報が一覧で確認できて説明文とサンプルファイルが用意されています。 最初の間は使用したいノードが見つかっても、どのようなノードとワイヤで繋げればいいのかも迷ってしまします。 そんな時にも活用してみてください! 皆さんも是非、Dynamoを使ってRevitを便利にしていきましょう。

単位や小数点の桁数を変更しよう【Revit】

細かいところまでモデルを作り込む場合、 壁や梁の寸法の表示がより細かくなるかもしれません。 寸法の単位はミリメートルではなく、 もしかしたらインチを使用するかもしれません。 もし変更が必要になった時、どのように設定するかさっと説明できますか? あまり単位や桁数を気にしたりせず、操作している人は多いのではないでしょうか? 今回はそんな寸法の単位や小数点桁数の変更について説明していきたいと思います。 まず[管理]>[プロジェクトで使う単位]をクリックします。 すると、[プロジェクト単位]の画面が表示されます。 今回は[長さ]の小数点の桁数を変更したいので、形式の部分のボタンをクリックしてください。 さらに[形式]の画面が表示されます。 ここでは単位や小数点の桁数などの設定ができます。 単位はメートルやセンチメートル、インチ、フィートが選択できます。 小数点の桁数はこの[丸め]で変更できます。 ここで[丸め]は[小数点以下の桁数 3]を選択します。 設定すれば寸法の表示が[1234.567]のように小数点以下が3桁表示されます。 設定が終わったものをOKしていって壁を適当に配置したもので確認すると… 小数点以下が3桁表示されています! 設定自体は簡単にできましたね! 単位を変更したりせずにデフォルトのままで使用することが多いと思うので、 なかなか操作する機会はないかもしれませんね… ですが、機能の1つとして是非覚えてみてください!

集計表の書き出し【Revit】

何かと使用する集計表ですが、 BIMソフトを開かずともローカルで確認したい時ってありますよね。 今回は集計表の出力について説明していきましょう。 まず、適当に部屋を作成して、 それを集計表にします。 集計表を出力する時は[ファイル]タブから[書き出し>レポート>集計]の順で選択します。 後は保存して完成! いや~結構簡単でしたね~……ってよく見たらテキストで出力されてない?? ファイルの種類もテキストしか選択できない… ローカルでデータを管理するとなれば、ほとんどの人がExcelを使うんじゃないでしょうか? そうなんです、RevitではExcelの出力がありません! (ARCHICADにはあるのに~) でも大丈夫! まずは一旦落ち着いてテキストを保存します。 保存すると[集計表を書き出し]の画面ができてきます。 ※「列見出しを書き出し」と「タイトルを書き出し」が何故か被っています。 集計表の外観ではタイトルや見出し、空白行など、必要なデータを選択することができます。 これで出力に要らないデータを整理します。 出力オプションはテキストの中身をどのように出力するかを設定できます。 これがExcelの表示の仕方に繋がってきます。 フィールドの区切り記号はカンマ、セミコロン、タブ、スペースが選択できます。 文字の区切り記号はダブルクォーテーション、シングルクォーテーション、なしが選択できます。 ここではフィールド区切り記号をタブ、 文字の区切り記号にはダブルクォーテーションを使用します。 出力したテキストはこのようになります。 保存したテキストファイルをExcelで開くと、 集計表と変わりない配置でセルに収まった状態で表示されました。 Excelファイルで直接開く場合はこの設定がよいみたいです。 他の書出し設定でExcelを開いても、集計表と同じようにに表示できなかったりします。 私が試したのはExcelですが、 別のプログラムで開く際に違う設定を使用するのかもしれませんね。

ビューを複製しよう:番外編【Revit】

 前回の続き 前回はビューの複製を実際にRevitを使いながら見てみましたね。 でも「③従属して複製」だけは他のビューとは少し違っていましたね。 ここではさらに詳しく説明していきます。 おさらいですが「③従属して複製」の特徴は、 ”3D要素・2D要素すべて複製し、複製後に元ビューや複製ビューに3D要素・2D要素を追加・編集を行うと互いに更新されます。” 複製元・複製ビューのどちらから入力してもお互いに作用するので、 ビューの中身が変わらないので意味ないのでは? そう思いますよね…… AUTODESK公式から複製元と従属元の違いについてこのように説明されています。 次のプロパティは、メイン ビューと従属ビュー間で異なる場合があります。 ・向き ・識別情報プロパティ(ビュー テンプレートを除く) ・範囲プロパティ([ビュー範囲]および[関連したレベル]を除く) ・スコープ ボックス ・プロジェクト パラメータ ・共有パラメータ AUTODESK:従属ビューについて 例えば、 「向き」であればプロジェクトの北と真北を変更したり、 「範囲プロパティ」であればビューのトリミング領域を変更したり。 説明ではざっくり”3D要素・2D要素すべて複製し、──”と書きましたが、 「具体的にどのプロパティなの?」と思った方はURLで詳しく説明しているから是非見てね!

ビューを複製しよう②【Revit】

前回の続き。 前回はビューの仕組みを言葉で説明しましたね。 今回は実際にRevitを利用してビューの複製について見ていきましょう! まず、ビューを複製したらプロジェクトブラウザでどのような表示になるのでしょうか。 ▼ 複製前のプロジェクトブラウザの状態 「①複製」、「②詳細を含めて複製」の場合 「③従属して複製」の場合 ①②は複製元と同じ階層に追加されます。 複製した後はどちらが詳細を含むかは名称では判断できないので、見間違えそうですね~ ③は複製元にくっついて表示されています! では、各ビューの中身も見てみましょう。 ▼複製前のビュー 複製前のビューには 通り芯 ・ 壁 ・ 寸法 と入力しています。 ①複製 複製は3D要素のみを複製するので、 寸法 は表示されていません。(※通り芯は例外) 複製後は独立したビューとなっているので、複製元・複製ビューともに2D要素を追加してもお互いに作用はしないよ~。 だから、新しく2D要素を描くのに最適! ②詳細を含めて複製 詳細を含めて複製は3D要素さらに2D要素を複製します。 通り芯 ・ 壁 ・ 寸法 すべて複製されていますね! 複製後は独立したビューとなっているので、複製元・複製ビューともに2D要素を追加してもお互いに作用しない(①複製と同じ)。 既存の2D要素を利用してさらに詳細の注釈を加えるときに役立つ! ③従属して複製 従属して複製は3D要素・2D要素を複製します。 詳細を含めて複製と同じく 通り芯 ・ 壁 ・ 寸法 すべて複製されます! 複製後も連動しているので、複製元・複製ビューに要素を追加するとお互いに作用するよ! 実際にビューを見て、複製について少し分かってきたかな? ③従属して複製についてだけ、次回にもう少しだけ説明していくよ~。 また次回!

ビューを複製しよう①【Revit】

平面図や立面図、ビューを複製できることはご存じですか? 複製できることは知っていても、 どのような効果があって、どのような仕組みかは分からなかったりしますよね。 私も初めて使ったときは何が違って、どう影響しているのか 操作をしてぼんやりとしか理解できませんでした。 まずビューの複製は全部で3通り! ①複製 ②詳細を含めて複製 ③従属して複製 ①②は類似していて、③はまた違った感じですね。 平面図や立面図のビューを右クリックすると、上図のメニューがでてきて ビューを複製から①②③を選択できますね。 ビューの違いについて説明してみると… ①複製 3D要素のみを複製します。 2D要素(寸法、文字など)は複製されません。 複製ビューで3D要素を追加すると元ビューに反映されます。 複製ビューで2D要素を追加しても元ビューに反映されません。 ②詳細を含めて複製 3D要素・2D要素すべて複製します。 複製ビューで3D要素を追加すると元ビューに反映されます。 複製ビューで2D要素は追加しても元ビューに反映されません。 ※元ビューで2D要素を追加しても反映されません。 ③従属して複製 3D要素・2D要素すべて複製します。 複製後に元ビューや複製ビューに3D要素・2D要素を追加・編集を行うと互いに更新されます。 以上が複製の説明です。 ①②は3Dのモデル要素はリンクしているけど、2Dの編集できるけど… ③に関しては3D要素も2D要素もリンクしていてどんな風に使用していくのでしょうか? 次回に続く

壁を斜めに切る【Revit】

壁は長方形の面しかできないと思っていませんか? Revitでは壁を切り取ることが可能なんです! まず、適当に壁を作成して… その壁を選択状態にして[修正]から[プロファイル]の欄から[編集]をクリックします。 壁を編集しやすいように立面図に切り替えることをオススメするよ~ 壁の輪郭がピンクの線分で表示されているので、これを編集します。 線は追加で描画できるので、好きな形に仕上げられます。 これで緑のチェックボタンを押して編集終了~ 完成したのを3Dで確認してみます! 壁を斜めに切れてますね~ カーソルを合わせると元の形が点線で表示されていますね。 ちなみに… 描画する時に長方形や丸を描くと、穴を空けることができます。 是非試してみてね~

狭すぎる部屋【Revit】

今回の題名は「狭すぎる部屋」。 Revitでは部屋の作成に限界があります。 ▼部屋の限界とは 人が生活できる空間、人が通行できる空間。 このような場所が狭いといったことはないのですが… デッドスペース、パイプスペースなどは広々と空間をとることはないですよね。 設計では広く作ることはなく基本的に狭いですよね。 実はRevitでは狭く空間だと「 部屋 」が作成できないことがあるのです。 ▼どのくらい狭いとダメ?実際に試してみた では、どのくらい小さければ「部屋」は作れないのでしょうか? 実際に狭いスペースを作ってみます。 1000×1000のスペースに部屋は配置できるみたいです。 では、300×300は? 300×300のスペースにはいくらカーソルを合わせても反応しません… 部屋が作成できないようです。 部屋が作れないのは面積の問題なのか? 同じ面積の部屋で確認してみます。 この2つのスペースに部屋を配置します。 同じ面積ですが250×4000のスペースにはいくらカーソルを合わせても反応しません… ▼実際の狭すぎる部屋 狭すぎる部屋が作れなくなる条件、それは作成したスペースの短辺が原因だったのです! では、何mmから作れなくなるのか… ”306 mm幅未満のスペースに部屋を配置しません。”(引用: AUTODESK ) 現在Revit2020ではまだ解決されていない仕様なので仕方ないですね… 実際に306mm幅付近の部屋を作成してみます。 307mmでは部屋が作成できて、306mmでは部屋は作成できませんね。 AUTODESKさんの言う通りですね。 では、さらに細かく306.0~307.0の小数点第一位まで調べてみましょう。 あれ?なんと306.1mm幅のスペースには部屋が作成できなかったのです。 さらにまで細かく306.00~306.10の小数点第二位まで調べてみましょう。 今度はすべて作れませんでした。 公式では306mm幅未満と書いていますが、実際は306.1mm未満となってしまいました。 ここまで細かく調べる必要はあったのかな? 豆知識として覚えておけるかな。 ▼どうしても部屋を作成したい場合 いや狭すぎるスペースにも部屋を作成したい! そういう方にはこちら 株式会社シェルパ(狭いスペースへの部屋配置) http://sherpa-net.blogspot.co...

部屋とは【Revit】

どうも、A子です。 今回はRevitの[部屋]について紹介です。 ▼部屋とは 部屋は、各要素(壁・床・天井など)に基づいて建物モデルを分割します。 周長・面積・容積はこの部屋を元に計算されます。 ですので、面積表に関わってくるので非常に大切です。 ▼部屋の作り方 ①平面図を開き、適当に壁を配置する ※基本的には壁は[部屋境界]がONになっている ②[建築]タブ>[部屋とエリア]パネル>[部屋] を選択 ③壁に囲まれている箇所に部屋を配置していく ※[部屋を自動的に配置]で一斉に部屋を配置することが可能 ④これで部屋の配置が完了します ③の画像の[部屋境界]を用いて部屋を分割することも可能です。 部屋の分割線を追加、部屋の移動・削除、部屋境界の移動を行うと自動的に更新されます。 また壁などの要素を用いなくとも、部屋境界を使用して部屋を作成することもできます。 初期デザインを作成する時に使えますね。