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2月, 2021の投稿を表示しています

愛にできることはまだあるかい:BIMノススメ その2

 こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。   大量発生中のBM。 3Dのビジュアルや、2Dで加筆された図面がキチンとできているのでなかなか気付きません。 しかしながら、この生態からBIMの本質を考えることができます。 まずは、基本を押さえましょう。 そもそもの言葉の定義として… B:Building I:information M:modeling そう、BMには、I…愛がありません。 ですから、BIMへと成長させるには、モデルへの愛…モデルの中に入力されたinformation、情報が必要になってきます。 そこで、BIMの「I」について考えていきます。 モデルの「情報」とは… BIM/CIM(Building/ Construction Information Modeling, Management)とは、コンピュータ 上に作成した3次元の形状情報(3次元モデル)に加え、構造物及び構造物を構成する部材等の名 称、形状、寸法、物性及び物性値(強度等)、数量、そのほか付与が可能な情報(属性情報)とそれ らを補足する資料(参照資料)を併せ持つ構造物に関連する情報モデル(BIM/CIM モデル)を構築すること(Building/ Construction Information Modeling)、及び、構築した BIM/CIM モデルに 内包される情報を管理・活用すること(Building/ Construction Information Management)をいう。 (BIM/CIM活用ガイドライン(案)より) 定義からではよくわかりませんので、視点を変えて、アプリケーションの機能側から見ていきます。 アプリケーションで使われているパラメーター、プロパティ、分類…などと言われるものが、どうやら、それにあてはまるようです。 種類も数も使うソフトによって様々ですが、当然ながら、共通点があります。 それは、そこには「リアルな情報」が入力されるということです。 2DCADで線などに含まれる情報…レイヤー、色設定やペン設定等は作図のための情報ですが、それは部材に対しての「リアルな情報」ではありません。 もう、お分かりですよね。 それがBIMの真実の「愛」なのです。 愛にできることはまだあるよ 僕にできることはまだあるよ …次回に続...

プロジェクトパラメータって?【Revit】

おはようございます! Revitモデルを管理しているとパラメータという単語をよく見かけます。 パラメータにも複数ありまして…… ・プロジェクトパラメータ ・共有パラメータ ・ファミリパラメータ ・グローバルパラメータ ・タイプパラメータ ・インスタンスパラメータ この中の タイプとインスタンス は以前に紹介しましたね! タイプパラメータとインスタンスパラメータはプロジェクトパラメータ、共有パラメータ、ファミリパラメータの中にが存在します。 複数存在するパラメータの内、今回はプロジェクトパラメータについて説明していきます。 ▼プロジェクトパラメータとは? プロジェクトパラメータは各プロジェクトファイルに固有のパラメータです。 ですので、他のプロジェクトと共有することはできません。 要素やシート、ビューの複数カテゴリを指定することによってパラメータを追加できます。 集計表、並び替え、フィルタリングに使用されます。 ▼プロジェクトパラメータ作成方法 ①[管理>プロジェクトパラメータ]をクリック ②[プロジェクトパラメータ>追加]をクリック ③パラメータプロパティを以下のように編集      パラメータタイプ:プロジェクトパラメータを選択      パラメータデータ:名前、パラメータタイプ等を該当する項目に選択      カテゴリ:パラメータを反映させるカテゴリ(柱、壁、部屋など)を選択 今回は例として画像のように設定しました。参考にどうぞ 設定が終わったらOKボタンを押すのを忘れずに! ④プロジェクトパラメータ画面で追加されているのを確認し、もう一度OKボタンをクリック ※この画面でOKボタンを押さないと今作成したパラメータは消えてしまいます これで操作は完了です! 実際に反映しているのか見てみましょう! 例として部屋カテゴリを選択したので適当な部屋を選択状態にしてプロパティを見ると… しっかり反映されていますね! データタイプは[はい/いいえ]を選択したのでチェックボックが入力欄に表示されています これで自由にプロパティを入力できます 次回はパラメータの1つ、共有パラメータについて紹介していきましょう

闇に隠れて生きる~♪:BIMノススメ その1

こんにちは。 I&U BIM STUDIOの片山です。  実務でBIMに携わっていると、「BIMってめんどくさい」と言われることがよくあります。 理由を聞いてみると… ①モデルを作って図面を切り出しても、交わるところがキレイに出てこない。 ②文字を入力する時に、2DCADみたいに効率よく入力できない。 ③そもそも平面図を作ったら、平面詳細図もできてるはずなのにできていない。 ④オブジェクトのディテールを修正したくてもできない。(建具枠とか) ⑤内部仕上表などの文字系の図面を思うようにレイアウトできない。 ⑥データが重くなって、開けなくなる。 ⑦結局、モデル上で加筆したり、別に図面を描かないといけない。 …とのことです。 ? ちょっと待って! それはBIMやなくてBM…ブムやん! なんかどこぞの、妖怪人間みたいです。 大抵の方のBIMのイメージは…一般図から、詳細図まで、これまで2Dで作図した図面が、モデルを切断したら出来上がって、しかもパースもできるし、ムービーもできる…なんて素敵なんでしょう! …と夢いっぱい、胸いっぱいですが、実際、業務としてやろうとすると、モデルをつくって、切断しても、普通の図面にすらならない…結局はヴィジュアル用のモデルの「タタキ」としてしか使用されず、別に2Dの図面を作成して、手間と経費だけがかさんで、何も産み出していなないという結果が「めんどくさい」ということにつながるようです。 そういう物件をいくつも見かけます。 …なのでもう一度、今度はこそっと言いますけど…それBIMとちゃいますよ。 早くBIMモデルになりた~い♪ …次回に続く

画面の表示を自由自在に【Revit】

おはようございます。 I&U BIM STUDIOのA子です。 Revitを使用している時にふとこう思うことはないですか? 画面上に必要な情報だけ表示したい。 特定の部材に色を付けたい。 そんな時に使えるのが「表示とグラフィックス」です。 Revitに入っている「サンプル建築プロジェクト」で実際にどんなものか見ていきましょう。 こちらが3D画面です。 この3Dには点景と植栽が含まれています。 今回はこれを非表示にして敷地と建物のみにしてみましょう。 まずは表示とグラフィックスを開きましょう。 ①「プロパティ>グラフィックス>表示/グラフィックスの上書き」編集ボタンをクリック ②「モデルカテゴリ」から点景を探す ③点景のチェックボックスをOFFにする ※植栽も同じようにOFFにする ④OKボタンもしくは適用をクリック これによって点景と植栽が消えたました。 今回は3Dビューで適用させたが、2Dビューでも使用できます。 モデル以外の注釈や読み込んだカテゴリにも反映できて、 非表示だけではなく線分の種類や断面のパターン(塗りつぶし)を変更することも可能! これで自分の思い通りにビューを表現してみてね!